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息神社の田遊祭
開催予定日 3月
例年開催日 例年初午の日
地区 西区
開催地 息神社(西区雄踏町宇布見)
主催者 調査中
文化財区分 未指定
カテゴリー 田遊び
開催状況 開催されます
農作業を模擬的に演じる
 新暦3月の初午の日に実施されます。氏子の内、宮座と称する六名の者が主催して当年の五穀豊穣を祈願する神楽歌が歌われます。携わるのは、「六名」といわれる宮座の人たちで、息神社の氏子組織ではありません。5年度毎に「座洗い」を行い、新しい加入者を今でも募り、現在宮座加入者は二百軒を越えると言われています。
 田遊びは、宝暦7年(1757年)から明治4年(1871年)までは続けられていた記録がありますが、その後は一時中断し、明治40に復興したと言われています。中断前はかなり大掛かりな田遊びでしたが、復興後は唄だけの伝承になってしまいました。
 祭りは、拝殿内で行われます。神前には、天狗・きつね・おかめ・翁・おみなの5つの面が飾られます。九尺四方の木枠を床に置いて田所とします。田所の四隅には榊を立てます。代官役と田主役が田所を挟んで向かい合って座り、稚児の女の子4人が、そのまわりの四隅に位置します。そして六名が神前に向かって一列に並ぶと、次第が始まります。まず、種籾を蒔きます。神官から籾が代官役に渡されると、さらに、代官は田主に渡し、田主が田所に蒔きます。この間、宮座の面々が「素鍬・田打ち・苗草取り・種蒔き・鳥追い・苗取り・代かき」の田唄を唄います。詞章の最後には「万才楽」を唱えます。稚児が田所の周りを鈴を鳴らしながらまわると終了となります。
(参考文献:静岡県民俗学会(1990):『静岡県の祭ごよみ』:静岡新聞社)
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